不動産投資はやめた方がいい?向いている人・いない人の特徴をわかりやすく解説

不動産投資はやめた方がいい?向いている人・いない人の特徴をわかりやすく解説

不動産投資についてネットで検索すると、「失敗する」や「騙される」などのワードを見かけますが本当にそうなのでしょうか? 不動産投資に成功する人と、そうでない人が存在しているのは確かです。成功する側の人になるために、どんなリスクがあり、そのリスクに対してどのように対処すればよいのか理解することが重要です。まずリスクをどのように解決していけばよいのか解説します。
この記事はINOVE(イノベ)が提供しています。INOVEは第一住建グループが運営する新しい不動産総合サービスです。

「やめとけ」と不動産投資が言われるのはなぜ?

動かすお金が大きいから

FXや株式投資に比べると、不動産投資は初期投資に少なくとも数千万円かかることが多く、これが一番のネックだといえそうです。その上、不測の事態に備えてある程度の預貯金が必要となります。現金はある程度温存し、条件が整うのであれば、不動産投資ローンを組むことを視野にいれ、無理をしないことが重要です。また資金が足りないのであれば、すぐに不動産を購入せず、数年間は資金を貯めることに専念するという選択肢もあります。

悪質な不動産会社が存在しているから

NFTがすごい点は「デジタル資産の所有権を明確にできる点」になります。これまでネット上で存在していたデジタル資産は、ネット上で所有権を明確にすることができませんでした。ネット上の資産でありながら、所有権の明示は実物の書類で行うことが多く、実物資産と同様の手法をとっていたのです。
このような中、NFTの登場によって「ネット上で唯一無二の所有権」を明示できるようになりました。NFTはこの世で一つしかないトークンになりますので、NFTの中に記載された所有権も一つしか存在しないことになるのです。

空室・滞納・災害・老朽化といったリスクがあるから

不動産投資で避けられないのは、空室期間は家賃収入が見込めないことです。これは不動産を選ぶ際に人気のエリアや間取りを選ぶことにより、ある程度回避できます。滞納に関しては集金から督促まで代行してくれるサービスのある不動産管理会社に管理を依頼することで、滞納者に直接請求する必要はなくなります。災害に対しては保険に加入するなどすれば、対処することができるでしょう。老朽化に関しては、経験のある不動産会社に必要経費を試算してもらうのがよいでしょう。
参考:不動産投資特融のリスクと対策!知っておきたいチェックポイントとは?

不動産投資が向いていないのはこんな人

ここまで、不動産投資のリスクについて解説いたしましたが、リスクさえ回避できればうまくいくのでしょうか?不動産投資は向き不向きがあります。ここからは、どんな人が不動産投資に向いていない、もしくは失敗する可能性が高い人といえるのか考察します。

年収500万円以下で開始資金2,000万円を用意できない人

不動産投資ローン利用の条件を年収500万円以上、また借入金額は不動産の担保評価の80%までとしている金融機関が多いです。すなわち不動産購入価格の20%程度は現金で用意しなければなりません。その他諸費用、不測の事態の出費に備えなければならないことを考えると、ローンを利用する場合でも、一棟買いを検討するのであれば、開始資金は2,000万円以上必要になると考えた方がよいでしょう。区分マンション投資など自己資金に応じて投資対象を選定するなど自己資金は余裕をもって準備することをおすすめします。

もうけが出るまでの数年を待てない人

不動産投資は初めに大きな資金を投資する必要があります。不動産投資ローンを利用した場合などは、完済するまでは大した収入にならないことも想定できます。不動産投資は長期で楽しむものだと理解し、気長に構えることができる人に向いている投資だといえます。途中で断念し、短期で不動産を売却すると、残債が売却価格を上回る可能性もゼロではありません。不動産選びも大事なポイントになります。

投資や不動産についての勉強が苦手・取り組めない人

投資で成功して、不労所得で悠々自適な生活を送りたいけれど、楽に儲けたいと思う人は必ず失敗します。不動産投資は個人事業だと心得て、しっかりとした経営方針が必要です。また、一度軌道にのったからといって安心してはいけません。日々の情報を吸収し、いつでも不動産会社など専門家に相談できる態勢を整えた方がよいでしょう。

他人を信じやすく真に受けやすい人

どんな投資をする場合でもいえることですが、他人のいうことは鵜呑みにしてはいけません。詐欺まがいの提案をしてくる不動産会社も残念ながら存在しますし、さも簡単に儲けているような話を発信しているSNSを見かけることもあるでしょう。大事なのは自分で考えて、自分で判断することです。情報や知識を味方につけましょう。

不動産投資に向いている人

では逆に、どんな人が不動産投資に向いているのでしょうか?資産があればかならず成功するのでしょうか?
実はそうではないことを以下で解説していきます。例えば、以下のような人が成功する率が高いといえます。
● 軌道にのったら上手く不動産会社のサービスを利用できる人
● いい物件に出会ったら、すぐに購入を決断できる人
● 一度投資を始めたら、長期的に運用できる人
それぞれのタイプについて詳しくご説明します。

忙しくて運用後は手間をかけたくない人

何から何まで自分でしようとすると、不労所得になりません。管理会社になってしまうのです。信用できる不動産会社に、メンテナンスや賃料の集金などは依頼した方がよいでしょう。もちろん賃料のうち数パーセントは管理会社に管理費を払う必要がありますが、プロにお願いした方がやはり安心です。

決断力と行動力がある人付き合いができる人

不動産投資が成功するかどうかは、不動産の良し悪しで決まるといっても過言ではありません。では良い物件を購入するにはどうしたら良いのでしょうか?案外忘れがちですが、営業マンと良い関係を築くことです。営業マンも人間ですから良い物件が出た時、真っ先に顔が浮かんだお客様に物件を紹介するでしょう。そして良い物件に出会ったら、即決断してください。迷っている間に売れてしまいます。

長期的な視点で投資に取り組める人

これは前にも述べましたが、不動産投資は初期投資が大きいだけに、大きな利益が出るまでに時間がかかります。しかし、ローンを完済してしまえば、家賃収入はそのまま利益になる上に、不動産資産も自分のものになります。あせらず待てば、不労所得となり、悠々自適な毎日を送ることも夢ではありません。

向いている人におすすめしたい不動産投資の魅力やメリット

ここからは不動産投資の魅力とメリットについて、代表的なものを5つご紹介いたします。
● FXや株に比べてインフレに強い
● ミドルリスクな投資は初心者に向いている
● 毎月安定した収入を得ることができる
● 生命保険の代用になる
● 節税効果が見込める

市況に影響されづらい現物投資

FXや株式投資はかなり市況に影響されますが、それに比べると不動産価値の変動は緩やかです。賃料に至っては、賃貸契約中に賃料を下げなければならない場面はそうありませんので、急に収入が激変する可能性は低いでしょう。
また空室になり、収入がゼロになるリスクを避けたい場合は、サブリースという選択肢もあります。サブリースというのは不動産会社が不動産を借り上げ、第三者に賃貸するものです。もちろん転貸ですから家賃収入は目減りしますが、空室によるリスクを回避できます。

不動産投資は初心者にも向いているミドルリスクな投資

ハイリスク・ハイリターンの投資がFXや株式投資だとしたら、不動産投資はミドルリスク・ミドルリターンだといえます。不動産は賃料が入ってこないリスクはもちろんありますが、不動産の価値がゼロになることはほぼありません。入居中であっても売却することは可能です。定期預金や国債のような1%未満の利益では物足りないと感じる初心者の方が始めるのにはバランスの良い投資といえます。また、一度入居者が決まれば、翌月から家賃収入が入りますので、投資の実感も味わうことができます。

軌道にのれば手間をかけずに毎月の安定収入が得られる

入居者が決まれば、その賃料が毎月入ってきます。もちろん更新の時期で退出の可能性もありますが、契約期間の2年を前に退去する入居者はまれです。もちろん長期にわたり住み続けてくれる入居者もいます。退去しなければクリーニングやリフォームも必要ありませんから、毎月の賃料がそのまま収入となります。もしメンテナンス等に不安があるようでしたら、不動産会社に管理を依頼する方法もあります。急な不具合があった場合にも対応してもらえるので安心です。

生命保険の代わりにもなり得る

不動産投資が「なぜ生命保険の代わりになるの?」と思われるかもしれませんが、ポイントは「団体信用生命保険」です。病気や事故によって返済できない状況を避けるために、金融機関でローンを組む際ほとんどのケースで加入することが条件になっています。万が一の場合にはローンは完済となり、不動産は資産となります。

節税に効果を発揮する場合がある

給料は毎月所得税が天引きされていますが、もし不動産投資による利益が赤字であれば、給与所得のプラスから、不動産投資の赤字分をマイナスできます(損益通算)。購入した物件の取得費用等を一定年数で割った額を毎年赤字として計上できるので(減価償却)、不動産の構造や築年数にもよりますが、数年にわたり節税することが可能です。

興味はあるけど不安なら専門家に相談

不動産投資に挑戦したいと思われた方、逆に不安になってしまった方、捉え方はそれぞれだと思います。不安になるぐらいが丁度良いのかもしれません。不安をひとつひとつつぶしていけばよいのです。
ご自身で不動産投資のメリット・デメリットをきちんと理解し、不動産投資をしていきましょう。「不動産会社に相談すると詐欺にあうのでは?」と思われる方も少なからずいらっしゃるかもしれません。ぜひメリットばかりではなく、デメリットも説明してくれる不動産会社に相談してください。不動産会社の専門家への相談は、多くの場合無料でできます。最近では無料のセミナーやオンライン講座などもありますので、うまく利用してみるのも手だといえます。

リスクとリターンをしっかり考え、賢い不動産投資をしよう

不動産投資をはじめるきっかけになったでしょうか。もちろん多少のリスクは想定しなければなりませんが、軌道にのれば、家賃収入で生活できるようになります。ぜひ不労所得で生活できる未来の自分のために、不動産投資を検討してみませんか。

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