大阪エリアの不動産投資は「単身者」をターゲットにすべき!その理由は?

大阪エリアの不動産投資は「単身者」をターゲットにすべき!その理由は?

需要が高いターゲット層を選択することは、不動産投資を成功させる上で非常に重要です。
大阪での不動産投資は「単身者」を狙うべき、というのはしばしば言われますが、その理由はなぜでしょうか?

今回はこの【大阪エリアの不動産投資は単身者をターゲットにすべき】ということを仮説とし、大阪という街の特徴やオフィス・大学などの施設、人口統計などから論理的にその理由を探ります。

ターゲット選定が不動産投資に与える影響

不動産投資における賃貸需要のターゲット層の選定は、収益性、安定性、資産価値、効率性という複数の重要な側面に大きく影響します。

賃貸需要が高いターゲット層を選ぶことにより、物件の空室率を低減でき、安定した賃料収入を確保できます。これは直接的に投資の収益性を向上させる要因となります。

さらに、経済状況や人口動態などの外部環境の変化によるリスクを軽減する効果もあります。これは投資の安定性を維持するために重要です。

また、需要の高いエリアや物件タイプを選ぶことで、物件の価値が長期にわたって維持されたり、向上したりする可能性があります。これは資産価値を保全し、増加させることを目指す投資家にとって重要な要素です。

最後に、ターゲット層のニーズや嗜好を理解することは、どのような物件を選び、どのように運用するかという投資戦略を明確にします。これは投資の効率性を高める上で重要です。

大阪エリアの不動産市場は投資家にとって魅力的な選択肢

大阪は、その活気あふれる都市環境と経済的な活動の中心地としての地位から、不動産投資における魅力的な選択肢となっています。大阪は交通の便も良く、新大阪からは新幹線で全国各地へアクセスすることが可能です。さらに、関西国際空港もあり、国内外からのビジネスマン・観光客の流入が見込める日本の大都市です。一方で、物件価格は東京と比較して手頃で、そのため初めて不動産投資を行う人々にとってもアクセスしやすい市場でもあります。

大阪駅周辺の「キタ」エリアは、多くの企業や商業施設が集まるビジネスとショッピングの中心地で、ビジネスマンやショッピング施設で働く方の賃貸ニーズがあるエリアです。現在も大阪駅北地区では大規模な再開発が進行中で、新たな商業施設やオフィスが続々とオープンしています。

南部の「ミナミ」エリアは、若者や観光客に人気のエンターテイメントとショッピングのスポットが集まっています。単身の若者やショッピング施設や観光施設で働く方に賃貸ニーズがあるエリアです。

更に大阪には関西大学、大阪公立大学、近畿大学など国公立・私立の大学が沢山あり、東京に次ぎ日本で2番目に大学の多い地域とも言われます。大学があるということは地方から進学する学生が一人暮らしをするため、こちらも賃貸ニーズに繋がると言えます。

これらの特徴から、大阪は多様なニーズを持つ人々が集まる都市となっており、その結果、不動産投資の機会も豊富に存在します。大阪での不動産投資は、安定した収益性と成長の可能性を兼ね備えており、投資家にとって魅力的な選択肢となっています。

データから大阪エリアの賃貸需要が高いターゲット層を導く

人口総数の推移

(参考:大阪府「推計人口(年報)」より筆者作成)

平成22年の8,865,245人をピークに緩やかに減少傾向となっていますが、令和4年
の前年比の増減率は令和3年の△0.34%より0.11%抑えた△0.23%に落ち着いています。

世代別人口データ


(参考:大阪府「平成17年国勢調査抽出速報集計結果」より筆者作成)
平成17年の国勢調査からは、人口総数8,816,600人に対し、0歳から14歳が14%、15歳~64歳が66.7%、65歳以上が19.1%であることが分かります。

世帯主の年齢別持家の比率の推移


(参考:総務省統計局「平成20年住宅・土地統計調査」より筆者作成)


(参考:厚生労働省「年齢階級別未婚率の推移」より筆者作成)

これらのデータから既婚割合が高くなるほど持家率が高くなり、特に30歳以降でその傾向が濃くでることが分かります。大阪府の人口で多くの割合を占めていた15歳~64歳のうち、持ち家率の低い20歳~24歳、25歳~29歳、30歳~34歳が入ります。

また、平成27年の国勢調査<人口等基本集計結果(大阪市)>より大阪は単身世帯が全体の49%という結果もあり、大人になり実家を出た単身者は賃貸物件に住んでいることが推測されます。

大阪エリアの不動産投資を成功させるためには単身者を狙うべき

上記のデータから大阪の市場は、大学生や専門学生などの学生から64歳までの単身のビジネスマンの賃貸ニーズが強いことが分かります。つまり、【大阪エリアの不動産投資を成功させるには単身者を狙うべき】という仮説が成り立つのです。

大阪エリアで単身者をターゲットにするためにはどんな物件がいい?

大阪で賃貸の需要が高いとされる大学生から64歳までの単身者世帯をターゲットにする場合、以下のような物件を投資用不動産として持つと良いでしょう。

ワンルームマンションやアパート

単身者世帯には、リーズナブルで管理が容易なワンルームマンションやアパートが適しています。特に大学生や若い社会人には、家賃が手頃で生活に必要な設備が整った物件が求められます。

立地条件の良い物件

大学や職場、商業施設、公共交通機関へのアクセスが良い物件は、単身者世帯にとって魅力的です。特に大学近くの物件は大学生に、駅近くの物件は社会人に人気があります。

立地が収益物件成功のカギ!大阪で狙うべき人気エリアとその魅力

セキュリティが整った物件

単身者世帯、特に女性や高齢者は、セキュリティが整った物件を求める傾向があります。オートロックや防犯カメラなどの設備が整っている物件は安心感を提供できます。

共用スペースのある物件

共用スペース(ラウンジ、洗濯室、フィットネスルームなど)がある物件は、単身者世帯にとって魅力的な選択肢となります。これらの設備は生活の利便性を向上させ、コミュニティの形成を促します。

まとめ

大阪エリアの不動産投資は単身者をターゲットにすべき、ということが証明されました。しかし、不動産投資ではターゲットの選定の他、立地や建物の状態、近隣競合物件の差別化も大切になってきます。どの項目も選定するためには、目まぐるしく変動する市場・トレンドの把握や土地情報に精通していることが大前提になるため、慣れない土地や不動産投資を始めようとする人にとっては少しハードルが高いものになります。

このような場合は、大阪エリアの地理や情報に詳しく、実績を積んでいる不動産会社に相談することをおすすめします。

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INOVEを運営する第一住建グループでは、1972年の創業以来、収益用不動産の売買だけでなく、その後の賃貸募集・管理・修繕・資産コンサルティングまでのワンストップサービスでオーナー様の不動産投資活動をお手伝いして参りました。自社でもビル・マンションを保有しプロの不動産オーナーとして不動産投資活動を行っています。同じ立場だからこそ“痒い所に手が届く”ご提案ができます。大阪での不動産投資にチャレンジしたい方、今よりステップアップした投資活動をしたい方は是非一度当社へお問い合わせください。

 

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