ZEHマンションに住むとお得がいっぱい?仕組みやメリット・デメリットを解説!

ZEHマンションに住むとお得がいっぱい?仕組みやメリット・デメリットを解説!

近年脱炭素やSDGsの思想が広がる中、不動産業界においても地球環境に優しい住まいの開発が進んでいます。
ZEHの取り組みは元々国が有効な資源を守るために新築戸建において推し進めたものですが、2018年にZEH-M(ゼッチ・マンション)が定義されてから徐々に普及が広がっています。
しかし、まだまだ「ZEHマンションって何?」という声も多く、認識していない人が多い状況です。
そこで、今回はそもそもZEHとは何なのか、ZEHマンションの仕組みやメリット・デメリットを詳しく解説します。

そもそもZEHとは?

(出典:経済産業省,資源エネルギー庁「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に関する情報公開について – 省エネ住宅」 ,2022.10.21アクセス)

ZEH(ゼッチ)とはNet Zero Energy House(ネットゼロエネルギーハウス)の略で、経済産業省では「外皮の断熱性能の大幅な向上と高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ、大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」としています。
冒頭で述べた通り、新築戸建から始まったものでしたが、2018年に経済産業省がZEH-Mを定義し事業支援の対象としたことでマンションもZEH化が進むようになりました。

ZEHの2本の柱

ZEHは断熱性能の大幅な向上や高性能設備で最小限のエネルギーを活用するようにする「省エネ」と太陽光発電等でエネルギーを創り出す「創エネ」の2つの柱で成り立っています。

ZEHマンションには4つの種類がある

マンションは高層になればなるほど戸数が多くなることから創り出したエネルギーで戸数分を賄うことが難しくなります。
そこで、住戸の多い高層マンションほど満たすべき省エネ率が低く、4つのレベルに分類されます。ZEH-M Orientedに該当するマンションが多いのが現状です。

ZEHマンションを満たす性能は地域によって異なる

ZEHマンションの基準は上記の通りですが、省エネ率等は大きく気候の影響を受けるため、基準を満たすための性能は地域によって差があります。
一般的に寒い地域の方がより高い断熱性を求められるため、寒冷な地域ほど外壁や屋根、天井・窓には断熱性の高い資材が採用されています。

ZEHマンションを実現する仕組み

ZEHマンションを実現する仕組みはマンション1室単位で見た時にも沢山見受けられます。
どの様な仕様になっているかはマンションごとに異なりますが、省エネと創エネを上手くまわす工夫が施されています。
よくある仕様としては以下の様なものがあります。

断熱性能の強化

外壁や天井に高性能の断熱材を入れ、外気に対する断熱性を高めることにより夏は涼しく冬は暖かくし、消費エネルギーを必要としない仕組みを作ります。

高機能サッシ・Low-E複層ガラス

開口部も外気の影響を受けやすいため、高性能のサッシや、アルゴンガスを2枚のガラスの間に入れ、断熱性を更に高めた複層ガラスなどを採用し断熱性を高めます。
マンションによってはLow-E複層ガラスではなく、二重サッシにしているところもあります。

LED証明

従来の電球よりも消費電力が少なく長寿命のLED証明を採用。

高断熱玄関ドア

従来の玄関ドアよりも断熱性を高めたドアを採用。
他にも高断熱の設備として高断熱浴槽などもよく採用されます。

高効率給湯システム・温水式床暖房

高効率給湯システムと、給湯システムにより排出された熱を活用した温水式床暖房を活用することで効率的に室内を温めます。

太陽光発電システム

共用部だけでなく各住戸用の太陽光パネルを設置することで、各住戸で必要な量の電力確保する仕組みをとります。
日中に発電した電力を蓄電池に蓄え夜間にも電気を使えるようにしており、災害時対策にもなっています。

ZEHマンションに住むメリット・デメリット

ZEHマンションは地球にとって資源を有効活用できるメリットがあることが分かりました。
それではZEHマンションに住むメリットはどのようなことが挙げられるのでしょうか。また反対にデメリットはあるのでしょうか。

メリット

光熱費が削減できる

高い断熱性で外気の影響を受けにくいため、夏は涼しく、冬は暖かく室内の温度を保つことができるため、そもそもエアコン等を稼働させないことも多くなります。
室内では給湯器やエアコン等、高効率の設備を備えているので、毎月の光熱費を大きく削減することができます。
また、創った電気は売ることもできます。毎月使う電力量より太陽光発電での電力量が多いと売却されます。

部屋間の温度差が少なく快適に過ごせる

高断熱で外気の影響を受けにくいマンションは、室内の温度を一定に保ちやすいため、リビングと廊下、リビングと洗面室等、住空間の温度差も少なくなります。
これによりヒートショック、夏場の熱中症、循環器疾患、身体活動の衰え等の予防効果が期待されています。

災害時対策になる

太陽光発電システムと供に、蓄電池を設置してあるところがほとんどで、災害時にはこの蓄電池に貯まった電力を使用します。
7日間相当の電力が貯まるものが設置されているところもあり、普及を待たず安心して過ごすことができます。
また、マンションによってはオール電化+敷地内に井戸を設置し、ライフラインの電気・ガス・水の全てをカバーできるように準備しているところもあります。

税制での優遇が受けられる


(国土交通省,住宅,住宅ローン減税,2022/10/27)

購入するマンションがZEH基準を満たしていれば、住宅ローン控除において優遇が受けられます。
従来のマンションを購入すると借入限度額が3,000万円のところ、ZEH基準を満たしていれば4,500万円まで上限金額が引き上げられます。(新築、令和4,5年入居の場合)
※住宅ローン控除の適用には確定申告が必要になります。マンションを購入した翌年の2月16日~3月15日の間に必ず申告するのを忘れないでおきましょう。
また、フラット35S(ZEH)やその他の銀行単位でも借入時の金利の引き下げがある等、ZEH基準を満たしたマンションを取得すると受けられる税制での優遇が沢山あります。

デメリット

価格が高い

ZEHマンションは住んでからのランニングコストが少ないことが最大のメリットですが、反対に他のマンションと違ってその仕組みを構築するための太陽光発電や高効率の設備を導入する必要があり、建築コストが多くかかります。
従って、マンションの販売価格が高い傾向にあります。

発電が十分にされないリスクもある

太陽光発電はあくまでも日光で発電するため、その時々の気候が発電量に直結し、特に梅雨時や冬季は十分な電力が発電できず、従来の様に電力会社から購入する電気の量が増えてしまう恐れがあります。

まとめ

ZEHマンションとは省エネ×創エネが叶った構造・設備のあるマンションです。
そこに住むことは月々のランニングコストの削減や税制面での優遇だけでなく、人の健康を守る役割も果たしていることが分かりました。
限りのある資源を大切に活用することが求められており、今後益々ZEHマンションの普及が進んでいくことが期待されます。
マンションの購入を検討する時には是非ZEHマンションも選択肢の一つに入れてみてください。

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