適切な募集活動で機会損失をゼロにする方法
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2024/02/16
不動産投資で成功するための重要なポイントは、物件の魅力をしっかりと伝え、効果的な募集活動を行うこと。これは当たり前のように思えるかもしれませんが、実は多くの不動産オーナーが、募集活動を十分に行わないことで大きなチャンスを逃しています。この記事では、よくある募集活動の間違いを避け、物件の価値を最大限に活かし、潜在的な入居者を引き付けるコツを分かりやすく解説します。空室に頭を悩ませている不動産オーナーの皆さん、ぜひ最後までお読みください。
目次
こんな募集活動はNG
販売資料・WEBサイトに物件の情報を載せきれていない
この問題は、物件の魅力や重要な情報が十分に伝わらないことを意味します。たとえば、間取図に帖数表記がない、オートロックなど設備条件などの表記漏れ、2駅アクセス可能にも拘わらず1駅しか掲載していない、室内が綺麗に見える写真を掲載していないなどにより、物件の魅力を引き立てる情報が欠けているかもしれません。これにより、賃貸仲介業者に対象物件としてピックアップしてもらえなかったり、インターネットでの条件検索でヒットしなくなってしまう可能性が高くなり、潜在的な入居者が物件に興味を持たないか、あるいは物件の情報を知るきっかけさえもなくなってしまう可能性があります。
物件の近隣不動産へ同じチラシを何度もポスティングする
これは、マーケティング活動の多様性や創造性が不足していることを指します。同じ地域の同じ不動産に何度も同じチラシを配ることは、ターゲット市場を広げることにはならず、寧ろ同じ広告が何度もポストに入り目新しさがなくなるため宣伝効果が減少する可能性さえあります。また、一部の人々には不快感を与え、ブランドイメージを損なうこともあり得ます。
取り敢えず物件周辺の賃貸仲介業者へ紹介する
これは、物件をただ闇雲に近隣の仲介業者に知らせるだけで、特定の目標や戦略を持たずに行われている可能性があります。例えばファミリー層をターゲットにした物件の募集を行うのに、近隣にあるからと学生専門の賃貸仲介業者に紹介をしても、成約になる可能性は然程上がりません。また、潜在的な入居者が近隣の賃貸仲介業者で物件を探しているとは限りません。
近隣市場や販売活動についての説明が少なく、家賃の値下げを提案してくる
物件の立地や特長をしっかり分析せず、競合との比較も行わないまま、家賃を下げるという短絡的な解決策に走ってしまうと物件が本来持つ価値を適切に引き出すことができません。例えば、導入している設備のレベルが高くそのため近隣の物件よりも家賃設定を高くしている物件の募集活動で、設備について正しく訴求していないのに家賃を下げる提案をするというのはどうでしょうか。潜在的な入居者へまだまだアプローチしきれていない可能性があり、まだ早い話かもしれません。こだわった設備が導入されている点を強調し、セキュリティや生活に豊かさをプラスする付加価値があることが分かれば、特定のターゲット層(単身女性や一人暮らしなど)に響く可能性があります。
適切な募集活動で機会損失をゼロにする方法
物件の情報を正確かつ魅力的に伝わるように販売資料やWEBサイトで告知する
当たり前のことですが、この精度をいかに高くするかで成約の機会は一気に増えます。ペット可や敷地内駐車場付き、周辺の公園・スーパーまでの距離などの情報はファミリー層などを、モニター付きインターホン、オートロックなどの情報はセキュリティ面を重視する層を惹きつけます。また、借り手がインターネット検索で物件探しをすることが当たり前になったこともあり、ビジュアルで魅せる写真も大切です。低画質で暗い部屋の一角が写っている写真よりも高画質・広角で明るい部屋全体が見える写真の方が印象は良くなるに決まっています。このように、物件の魅力を伝えるためには、ただ情報を掲載するだけでなく、その情報が正確であり、かつ魅力的に伝わるように工夫する必要があります。
需要のある商圏を選定する
物件の広さや立地条件から潜在的な入居者となり得るターゲット層・またそのターゲット層の住むエリアがある程度絞り込みできます。例えば、大阪府の大阪メトロ御堂筋線「江坂」駅付近のファミリー物件を募集するとします。この物件は大阪メトロ1本で大阪市内までアクセス可能なため通勤や通学ニーズも取り込める立地です。このため、大阪メトロ沿線沿いにある賃貸仲介業者などに物件情報を重点的に紹介します。近隣不動産へのポスティングも同様です。このように、物件周辺のみではなく潜在的な入居者となり得るターゲット層の生活圏などを想定し、正しい商圏を選定することで、より効果的に入居者を引き付けることが可能です。
内覧時に好印象を持ってもらえるような準備
内覧は内覧者に良い印象を与えための準備をし、物件の魅力を最大に伝えることが重要です。前の入居者が退去した後、原状回復のためリフォームをしますが、次の内覧までにリフォームが完成していることが大前提です。その他にも、水道を使っていない空室は下水から臭いが室内へ上がってくる可能性があるため排水溝にラップで封をする、室内が明るく見えるように電気を通し照明を付けておくなど、内覧者に好印象をもってもらえるような環境づくりをします。共用部においては空室のポストに郵便物が貯まらないようにステッカーを貼る、掲示板に古い情報が残らないよう定期的に更新するなどの対策が必要です。他にも必要に応じてホームステージングを施し、内覧者に生活のイメージをもってもらう方法などもあります。
▼防水パンの排水口へのラップ施工
▼ホームステージングを施した部屋の写真
▼空室のポストに郵便物が入らないようにする専用ステッカー
空室が埋まらないとき、まずは募集活動の見直しをしましょう
空室がなかなか埋まらない時、多くの不動産オーナーは様々な解決策を考えますが、最初に着目すべきは「募集活動の見直し」です。現在の募集方法が本当に効果的か、もう一度根本から見直すことが重要です。
INOVEがこだわる募集活動で機会損失をゼロにしましょう
INOVEを提供する第一住建グループは大阪を中心に50年以上活躍する総合不動産グループです。この記事で例に出した機会損失をゼロにする方法は全て当社が実際にこだわる活動の一部です。大きな管理メニューなどではありませんが、このような細かいところの積み重ねが入居者を早く見つける一番の近道だったりもします。
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