水道管の『耐用年数』ご存じですか?

水道管の『耐用年数』ご存じですか?

今回は、大切な物件を末永くよい状態で保つ重要なポイントの水道管補修について解説します。

水道管のトラブル

(参考:積水工業株式会社 給水管の劣化は様々なトラブルのもと!給水管の耐用年数と対処法 2022年6月30日)

例えば、水道に水を運んでくれる給水管を例に出しても劣化により、上記のような【白濁水・黄水・赤水・水量の減少】といった不具合が起こります。
入居中に上記の様なことが起こると、修繕の為に数日水道使用を停止したり、お部屋の使用ができなくなったりとご入居者様にご不便をお掛けすることになります。そしてやがては退去に繋がってしまう可能性もあります。
そのような事態が起こってしまう前に、建物内の水道管の状況を把握しておく必要があります。まず水道管は使用されている素材によって耐用年数が異なります。
対象物件がどの素材の水道管を使用しているのかを調査の上、耐用年数に鑑みて修繕計画を立てていく必要があります。

(参考:積水工業株式会社 給水管の劣化は様々なトラブルのもと!給水管の耐用年数と対処法 2022年6月30日)

使用されている物件が多いものを例にしてみますと、比較的築年数が浅い物件は、樹脂管を使用している場合が多いかと考えられますが、年数が経っている物件では亜鉛メッキ鋼管のことが多くなります。
この素材は年数が経過すると、錆が発生したり、腐食により水漏れが頻発する可能性が高いものとなります。
水道管の劣化により水漏れが発生すると、居室部分に漏水し家財に損傷が発生したり、そもそも居室が使用できなくなり、その間のホテル滞在費等ご入居者様への補償金が多額になる可能性もございます。
加えて、水道管補修費以外に居室修繕費も発生する為、オーナー様にとっては大きな損失となり得ます。

このような事故を事前に防ぐ為にも、水道管メンテナンスはとても重要です。
普段から水に濁りや汚れが混ざっていないかの確認や、排水管の年 1 回の高圧洗浄等を行い不具合が起こる前のサインを見逃さない様に注意していく必要があります。
そういった日頃の小さなメンテナンスの積み重ねで耐用年数を延ばすこともできるかと思います。

まとめ

期的にメンテナンスをして気を付けていても使用を続けていれば、いつかは破損が生じてしまうでしょう。
水道管の引き直し工事はとても高額な工事費となりますので数年に渡っての修繕計画を立てていく必要があります。もしも…が起こってしまっても対応ができるよう、毎月の修繕積立を行い収支バランスを崩さないような工夫が必要です。
建物は日頃から状態を確認し、手を加えれば加えただけ耐用年数は延びますし、ご入居者様の快適な暮らしを守ることができ、ひいては安定した賃貸経営へ繋げることができます。
是非ご一緒に所有されている物件の『水道管』の状況把握をしてみませんか?

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