旗竿地でも専門業者に高く売る 3つの戦略

旗竿地でも専門業者に高く売る 3つの戦略

旗竿地という特殊な形状の土地。その形状からくる一部の制約がある一方で、その特性を理解し、適切に活用することで、魅力的な選択肢となることもあります。しかし、その特性を最大限に活かし、専門業者に高く売るためにはどのような戦略を取ればよいのでしょうか?この記事では、「旗竿地でも専門業者に高く売る 3つの戦略」について詳しく解説します。

同じ旗竿地でも「売りやすい土地」と「売りにくい土地」がある


旗竿地はその特異な形状から、売りやすさに大きな差が出ることがあります。以下に、売りやすい旗竿地と売りにくい旗竿地の特徴を挙げてみます。

 

売りやすい土地とは?

・間口が広い

間口(道路と敷地が接面している部分の幅)が広い旗竿地は、その利便性と魅力が高まります。車の出入りがスムーズになり、生活が便利になるだけでなく、建物の設計にも自由度が増します。これにより、自然光をたっぷり取り入れたり、風通しの良い住環境を作りやすくなります。さらに、広い間口は開放感を生み出し、土地全体の印象を良くします。ちなみに、4m以上の間口であれば階段等共有部分がある共同住宅、3m以上は共有部分が無い共同住宅、2m以上では一戸建が建築可能となります。この接面の幅によって、売却時の価格や売りやすさが大きく変わります。

・敷地内にトラックや工事用の車両が入る

敷地内にトラックや工事用の車両が入るスペースがある場合、車の出入りがスムーズに行え、引っ越しや大型家具の搬入も容易になります。また、広い道路は訪問者に対する印象も良く、安全性も高まります。

・プライバシーが確保できる

他の建物から離れている・隣地との境界線上に視界を遮る柵を立てているなど、プライバシーが守られている土地は、音の漏れや隣地の人と窓越しに目が合う可能性が少ないです。これは、静かな環境を求める人々、例えば子育て中の家族や在宅ワークをする人々にとって大きな魅力となります。

・整備状況がきれい

土地がきれいに整備されていると、見た目の印象が良くなります。例えば、草木が手入れされていて、ゴミがなく、アクセス道路が整備されていると、訪問者に好印象を与えます。また、電気や水道などの基本的な設備が整っていると、新たに建物を建てる際のコストや手間を減らすことができ、購入者にとって魅力的です。

 

売りにくい土地とは?

・接道義務を果たしていない

建築基準法により建物を建てるためには、建築基準法上の道路に一定幅以上接していることが義務付けられています。これを「接道義務」といい、一般的な住宅では幅員が4m以上の道路に2m以上接していることが求められます。つまり、接道義務を果たしていない旗竿地は、新たに建物を建てることができないため、売却が難しくなります。

・前面道路が私道

前面道路が私道である旗竿地も売却が難しいとされています。私道はその所有者の許可なく使用することができないため、新たな所有者がその土地を自由に利用するためには、道路の所有者との交渉が必要となります。これは売却の際に大きなハードルとなります。

・形状の難解さ

旗竿地は形状が特殊なため、建物の配置や土地利用を工夫する必要があります。例えば、土地が細長く、角度が急であったり、不規則な形状であったりすると、建物の設計や配置が難しくなります。これは、建築家や設計士にとっても難易度が高く、結果的に建築コストが上がる可能性があります。

・ライフラインが通っていない土地

電気や水道などの基本的な設備が整っていない場合、新たに建物を建てる際のコストや手間が増えます。例えば、電気や水道の引き込み工事が必要になったり、排水設備の設置が必要になったりします。これらの工事は時間と費用がかかり、購入者にとって大きな負担となります。

 

専門業者に買取してもらうメリット

早く売却できる

専門業者に買取してもらう場合、一般的には査定後、数日から数週間程度で契約・決済が進行します。これは、一般の購入者を見つけるのを待つ必要がないため、売却までの時間を大幅に短縮できます。これは、急いで資金を調達したい場合や、早く移転したい場合などに特に有利です。

近所に知られることなく売却できる

専門業者に直接売却する場合、不動産会社が「売り土地」「売却物件」の看板を立てるなどの宣伝活動を行うことがないため、近隣の人々に売却を知られることなく進行できます。これは、プライバシーを保護したい場合や、近隣との関係を気にする場合に特に有利です。

心理的なハードルが低い

建物がある場合、購入検討者が現れるたびに内見をする可能性が高いです。日程調整や掃除なども度重なれば売主側のストレスとなります。その点、専門業者は土地や建物の買取に慣れているため、1度内装を確認すればそれだけで買取金額を提示してくれるため心理的なハードルは下がると言えるでしょう。また、専門業者は売却者の状況に対して理解があり、適切なアドバイスを提供してくれます。これは、初めての売却や、手続きに不慣れな人にとって特に有利です。

仲介手数料が不要

専門業者に直接売却する場合、不動産会社を通じて売却する際に発生する仲介手数料が発生しません。これは、売却総額を増やす一因となります。仲介手数料は売却価格の3%に上ることが多いため、これを節約できることは大きなメリットです。

契約不適合責任がない

専門業者に買取してもらう場合、売却後に土地や建物に問題が発覚したとしても、売却者に責任が問われることはありません。例えば、売却後に土地の地盤が弱いことが判明した場合でも、売却者は追加の費用を負担する必要がないため、売却後の急な出費を回避することができます。

融資利用の特約がつかない

専門業者に買取してもらう場合、一般的には融資利用の特約(購入者が住宅ローンなどの融資を得られなかった場合に契約を解除できる特約)がつきません。これは、売却が確定的に進行するというメリットをもたらします。これにより、契約後に購入者の融資が下りなかったために契約が解除される、というリスクを避けることができます。

 

旗竿地を専門業者に高く売る3つの戦略

① 隣地の所有者に相談する

隣地の所有者に土地を売ろうと思っていること、売却する予定はないか、相談してみましょう。1筆では間口が狭い旗竿地であっても隣地とあわせて取り扱うことで形状のデメリットを解消でき、売却金額が伸びる可能性があります。ただし、お金が絡むことのため個人間取引はなるべく避けた方がベストでしょう。隣地の所有者と「売却しようと思ってる」「買う意向がある」などと話が合いそうでしたらその段階から不動産業者を通して契約へとまとめていくことをおすすめします。

②複数の業者に査定依頼をする

一つの業者だけに依頼するのではなく、複数の業者に査定依頼をすることで、より高い価格を提示してくれる業者を見つけることができます。また、業者間で競争が生じることで、より良い条件を引き出すことが可能になります。

③ 地元での実績やネットワークに長けた業者に買取を依頼する

地元の市場をよく知っている業者、または広範なネットワークを持つ業者に依頼することで、適切な価格設定や販売戦略を立てることができます。地元の業者は、その地域の土地価格や需要、開発計画などを熟知しているため、適切な価格を提示してくれる可能性が高いです。

 

買取をうまく利用しましょう

「旗竿地でも専門業者に高く売却する3つの戦略」をご紹介しました。これらの戦略を実行するには専門的な知識や経験が必要ですが、買取専門業者の力をうまく利用すれば心配はありません。私たちのような専門業者があなたを全面的にサポートします。隣地の所有者との交渉から複数の業者への査定依頼、地元での実績やネットワークを活用した買取依頼まで、具体的なアドバイスを提供します。旗竿地の特性を理解し、最適な売却戦略を立てるための専門的な知識も提供します。あなたの土地の価値を最大化するための具体的なステップも提供します。あなたが旗竿地を高く売却するための最良のパートナーになることを約束します。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

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